2021年 明けましておめでとうございます。
コロナ禍の中で、こうして令和3年の新しい年が無事に迎えられたことを
感謝いたします。
私は職業上、木を扱う機会が多いのでいつも思うことが有ります。
芯持ち材を切ると、小口に年輪が見えますが、年輪模様は日本特有の
四季により出来ると見習の頃に親方から教えて頂きました。
木が成長するのに春は芽を出すために地下から水をいっぱい吸い上げる
ので早く成長し柔らかい層になり、夏になると葉が繁り水分を使いきるの
で成長が遅くなり密な層になります。
こうして大自然の成り立つ法則の、陰・陽の性質を持つ木材が、人間に
とって不可欠なものになっているんですね。
今の厳しい環境は、陰(密)の時期なので必ず陽(成長)と言う暖かい日差しが皆様に訪れると
信じます。
今年一年、皆様に心休まる安心な日々が訪れることをお祈り申し上げます。