事前準備
- 期間
- 1ヶ月~3ヶ月
イメージ作り
洋風あるいは和風、広い空間か間仕切りした小部屋を共有エリアでつなぐなどといった、全体のイメージを構想するフェーズです。
今まで住んでいた家やお知り合いの家などを参考になさるのも一つの方法ですが、一番大切なことはやはり、住まわれる方々で意見を出し合ってアイディアを形作る事ではないでしょうか?
針ヶ谷建設のサービス
私共では、お聞きした話を元に、簡単な立体図を作成し、お客さまのイメージがより具体的に描けるような支援を致します。
資料収集
住宅メーカーのカタログ、書店に並んでいる建築関係の雑誌、住宅関連機器設備メーカーのカタログなどを収集するフェーズです。
特に建築関連雑誌に掲載されている写真や間取り図などは、空間の作り方やインテリアデザインの具体的なイメージ作りに役に立ちます。住宅関連機器メーカーさんも各専門機器で色々な工夫を凝らしておりますので、色や形は元より、取り付け方やメンテナンスの仕方まで様々な物が有ります。
実はこれらもレイアウトを考える上では重要な場合も出てきます。
針ヶ谷建設のサービス
壁紙等は凹凸や肌触りなど現物でないと・・・という物もございます。
私共では、お貸し出し用のカタログを豊富に用意し、必要に応じてお取り寄せも致します。
モデルハウス見学
写真や図だけでは実際の大きさ、感覚的な広さなどは掴めませんから、各住宅メーカーさんが総力を挙げて作り、展示してあるモデルハウスの見学は、非常に参考になります。
モデルハウスの見学では、そこに実際に生活した場合を想定して、戸の開け閉めや屋内の移動などをしてみると参考になります。モデルハウスでは、広い空間に幾つもの建屋があるので、外回りがありません。全体を含めて・・・という事でしたら、実際の建売住宅を幾つか訪ねて見るのも良いかもしれません。あるいはそのような視点から、ご近所の住宅を外から見て歩くのも良いかもしれません。
針ヶ谷建設のサービス
モデルハウスは、住宅建築のプロが細部に渡り工夫を凝らしております。必要と有ればご一緒に見学し、建築士/大工の立場からご説明致します。
建築依頼先の選定
設計/建築を実際に依頼する先を選定する場合、建つまでも長い時間が掛かりますが、やはり住んでから・・・という方が大切では有りませんか?そういう意味で、実際の施工住宅や現場等を快く見せてくれたり、作るに当たって携わる協力会社さんなどをちゃんと紹介してくれる所が良いのではないでしょうか。
針ヶ谷建設のサービス
無理の無い資金計画を立てる事も大切ですし、住んでから安心して住める家にする為に、バランスも大切ですから、親身になってご相談に応じます。納得の行かれる迄、積算する事も当然ですが、後々のメンテナンスの時の一覧表として大切な資料にもなりますから、都度最新物をご提示致します。
下準備
- 期間
- 1ヶ月~2ヶ月
敷地調査
このフェーズでは、建てる土地の法的規制や境界線の確認、水道/ガスの埋設状況、地盤の固さなどを調査します。うっかり怠ると、あとで予想外の費用がかさんだり、家全体に軋みがきたり、近隣との諍いにもなりますので、十分にチェックする事が大切ではないでしょうか。
各種法的な規制には次の様な物がありますので、是非確認なさってください。
- 都市計画区域
- 道路斜線/隣地斜線/北側斜線
- 用途地域
- 高度地区
- 建ぺい率/容積率
- 外壁の後退距離
- 防火規制
- 日影規制
- 高さ制限
- 私道/公道の指定
針ヶ谷建設のサービス
上記項目は私共にとっては当たり前の事ですが、皆様にとっては馴染みの無いものでしょうから、一つ一つ列挙し、その内容をご説明致します。
概算設計
既存の家具などの収納設置場所を考慮しながら全体のレイアウトを煮詰めて、骨組みや間取りを決定します。この際に、既存の家具を優先するのか、造り付で収納スペースを確保するのかで、実際に住まわれた時の感覚的な広さが異なりますので、注意を為さった方が良いかと思います。 (人間、不思議なもので、同じ広さの部屋でも、部屋の中に箪笥や棚など色々置いてあって起伏が激しくなると狭く感じます。)
針ヶ谷建設のサービス
イメージを具現化して、更に具体的なイメージを描くために必要なプロセスですから、外観、平面図は元より、キッチンや浴室などは必要に応じてより具体的なイメージが描けるように、立体図で表現致します。
見積依頼
前述2項の結果から、地盤整備から外構工事まで含めて、概算の費用算出がされます。
この時に大切なのは、各工事或いは各構成単位(壁、床、浴室、照明、キッチン・・・)毎の費用が明確になっていることかと思います。これを曖昧にしますと、後で見直しや調整を行った場合に、金額との不整合などが出たり、無理が生じるので全体のバランスが崩れたりしてしまいます。
針ヶ谷建設のサービス
資金計画を行う上で一番重要な資料になりますから、各工程毎、各構成単位で金額を算出し、ご提示致します。この段階ではまだ未定な住宅機器もあるでしょうから、費用想定上漏らさない為にもご推奨の機器で具体的な金額をご提示致します。
資金計画
一番大変なのはこのフェーズかもしれません。やはり高価な買い物になりますし、ローンなどを組めば後々の生活にも影響が出ますので、くれぐれも無理せず、妥当な線を行くのが良いかと思います。
税制の優遇や、色々な援助なども有りますので、広く情報を集めてご検討なされたら宜しいかと思います。
また、住宅建築に関わる費用は、上記の見積金額だけでは有りませんので、参考までにどの様な費用が発生するのかを記述しておきますので、ご確認下さい。
- 建築工事費
- 登録免許税(建物表示登記)
- 印紙代
- 登録免許税(所有権保存登記)
- 設計料
- 各祭典費用
- 建築確認申請料
- 引越費用
- 水道加入金
- 諸経費
針ヶ谷建設のサービス
一番皆様が悩まれるフェーズではないでしょうか。多くのお客さまが様々な工夫を凝らしてクリアなさっております。ご相談頂ければ、色々な事例のご紹介も致します。
設計見直し
ない袖は振れませんから、前項の資金計画に収まるように、今一度各項目ごとの費用を元に全体の設計を見直すのがこのフェーズです。
ただし、単純に金額だけで見直すのは危険です。つい、日常生活で触れる箇所(照明、ドア、衛生機器等)などに目が奪われ、優先しがちになりますが、これらは後々技術の進歩などによって変わりますし、後々交換も可能なケースが多いものです。
しかし、土台や骨組みなどは立て直さない限り、やり直す事は出来ません。また、床柱一本を取ってみても、最初から付ける費用と、後で交換する費用では格段に違います。
全体のバランスが崩れないように、専門家のアドバイスや既に家をお建てになった方から意見をお聞きになるのもよいかと思います。
針ヶ谷建設のサービス
無理の無い資金計画を立てる事も大切ですし、住んでから安心して住める家にする為に、バランスも大切ですから、親身になってご相談に応じます。納得の行かれる迄、積算する事も当然ですが、後々のメンテナンスの時の一覧表として大切な資料にもなりますから、都度最新物をご提示致します。
契約
- 期間
- 半月~1ヶ月
発注契約
前項までの作業が順調に進めば、発注契約です。ただ、このフェーズに至るまでに、建築依頼先とトラブルが数多く発生した場合は、今一度見直された方が良いかもしれません。
OKであれば契約を行い、夢の実現に向けて具体的なフェーズに入ります。
各種手続き/申請
建築に関する関係官庁への届出を行います。
建て替えの場合は工事場所の水道やガスの停止も申請手続きが必要です。
着工金支払
建てる側にしても大きな金額ですが、請け負う側にしても手配する部材等の仕入れで大きな支払が生じます。従って、請負契約直後に全体金額の何%かを着工金支払としてお願いされる場合があるので、確認しておいてください。
(仮住まい探し/引越し)
新しい場所に新築する場合には、このフェーズは不要ですが、現在お住まいになられている家屋を建て替える場合には見落とすと大変な事になりますので、最初から計画に入れて、スケジュールを確認しながら手配なさって下さい。
工事
- 期間
- 3ヶ月~6ヶ月
全工程に渡り、社長みずから毎日巡回し、お客さまの意向を協力会社の職人に伝えています。それと同時に、遠方のお客さまにはインターネットを活用し、日々の工事進捗の画像をメールにてお送りするサービスも提供しております。
近隣挨拶まわり
足場を組んだり、物販用トラックが出入りしたり、建設工具の音も出ますので、事前にご近所の方に挨拶周りをして、了解を取られる事をお勧めします。
転居なさる場合には、ある意味、お付き合いのスタートのご挨拶・・・にもなります。
(解体工事)
新しい場所に新築する場合には、このフェーズは不要ですが、現在お住まいの土地に建てる場合、現存建物の解体から工事がスタートします。
地鎮祭/地縄張り
地縄を張り、建物の配置をご確認するのがこのフェーズです。地鎮祭(起工式)を行ったら、本格的な工事着工です。地鎮祭を割愛しても問題には為りませんが、敷地に対する位置や向きが明確になりますので、地縄張りだけは是非ご確認ください。
基礎工事
建築部分の土壌処理を施したうえで、鉄筋を組んでコンクリートを流し込み、家の土台を形成します。
躯体工事
熟練工によって各種工法の施工により家の骨格を組み上げます
上棟式
多人数で躯体の柱を組み上げます。
場所によっては「建前」とか「棟上」とか言われますが、家全体の大きな姿が始めて地上に現す記念すべき時です。
地方によって様々な慣習もありますが、簡略化して関係者に赤飯や日本酒を配る・・・という方法も有りますが、長く住む家に関わる工事関係者と交流を交わしておくのも重要な要素かと思います。
木工事
躯体工事や屋根工事も木工事の一部ですが、構造物の補強を行う筋交や間柱を張り、床や壁の素地を作り、工事期間中大小様々な工事が行われます。
屋根工事
母屋材や垂木材の上に野地板を張り、更にその上に防水紙を張って下地処理を施し、選定した屋根葺き材で覆います。
断熱工事
屋外との断熱を行い、暖房効果を高める為に、床や外壁の下地工事の際に断熱材を敷き詰めます。
外部建具工事
ベランダ等外部に露出する部分の工事を行います。
内部建具工事
内部の収納スペースやドアなどの取り付け工事を行います。
塗装工事
外壁塗装や内部のニス塗装などを行います。
左官・タイル工事
モルタルや日本間の内壁等の左官工事、浴室やキッチン周囲のタイル工事を行います。
電気設備工事
床や壁、天井の下地が仕上がった段階で、電気設備機器の取り付けが行われます。
給排水衛生設備工事
床や壁、天井の下地が仕上がった段階で、給排水関係の配管や機器の取り付けが行われます。
冷暖房設備工事
エアコンや石油ファンヒータの給油管の配管などが行われます。
ガス設備工事
ガスの配管やガス設備機器の取り付けが行われます。
クリーニング
養生を施して工事しますが、埃等で室内が汚れますので、全ての工事が完了した段階で、室内のクリーニングを行い、最終的な仕上げを行います。
外構工事
通常は付帯工事扱いとして家屋の本体工事とは別扱いとするのが一般的ですが、門、塀、駐車場や造園などの工事を行います。
完成検査・引渡し
一生に一度あるかないかの高額な買い物です。その意向を委託して頂き、私共が丁寧に仕上げた作品を、協力会社の職人も含め、お客さまにご説明致します。
タイルや壁、水周りなど、専門のプロの知恵は、後々お住まいになってメンテナンスをする上でも貴重な情報となります。是非ご活用下さい。
施主立会い検査
公的完工検査や、施主による最終仕上がり状態の検査が行われます。
竣工
親戚やご近所をお呼びして、新築住宅のお披露目と新築祝いを行います。
これも地鎮祭や上棟式と同じように各地での風習などがありますので、地元の方に確認なさった方が良いと思います。
(公庫現場審査申請)
(公庫現場審査)
(公庫の融資金受取)
住宅金融公庫の融資を受けた場合には、所定の手続きに従った公庫への現場審査手続きが必要で、その完了後に融資の振込みが行われます。
(登記/残金支払)
建物の登記を行い、総工費の残高の支払を行います。
引渡し
全てが完了した地点で、建物の保証書((財)住宅保証機構)と鍵、各種住宅機器の保証書などが施主に引き渡されます。